不利な話も出てしまう その2

裁判では、自分たちに有利な話を主張し、不利な話は表に出さない、というのが基本路線。

しかし、私たちの場合、自分たちの不利になる話を白状(?)させられることになってしまったことがあります。
できれば社長に知られたくなかった。。。

詳細は伏せますが、当事者尋問の少し前に、とある事実を立証するために、裁判所に資料を提出しました。
この資料によって、立証したいことの説明はできるのですが、それと同時に、ルール違反をしていたことが発覚してしまうのです。。。

裁判所にこの資料を提出する可能性があると言われた瞬間、弁護士さんに事情の説明をしたのは言うまでもありません。
最初からルール違反なのはわかっていましたが、色々事情があったので、止むを得ないと考えてのことだったのです。

結果、どうなったかというと・・・。

「こういうところは裁判官はそんなに問題にしないところなので、大丈夫です」と弁護士さんに慰められ。
当事者尋問の際、主尋問で弁護士さんからこの点についての質問があり、事情を説明する機会を作っていただきました。
それで、事なきを得たかな、という感じでした。

最終準備書面では、向こうからこの件についての話は出なかったから、大きな問題とはならなかったようです。

「この話が表に出たらヤバいかも」と思うことは、先に弁護士さんに知らせて、当時の状況を説明することは大事ですね。
そうすれば、対応を考えていただけますから。

何も言わずにいて、当事者尋問の時に向こうから攻撃されてあたふたする羽目になったら、目も当てられないですものね。

それ以前に、仕事はちゃんとしましょう、という話でした。
会社に余計な詮索をさせないのも大事なことです。