ウーバーイーツユニオンのお話 その3

前回のお話は、ウーバーイーツユニオンに団体交渉権が認められた件について、何か勘違いしている人が多いみたい、ということでした。

なぜか。

「労働者」という言葉に対するイメージと、法律上の定義がずれているからだと思われます。
「労働者」というと、会社に雇用されてて、会社の指示には従わないといけないけど、社会保険などで守られるというメリットがあるというイメージが強いようです。

このイメージに相当するのが「労働基準法上の労働者」。

それに対し、今回のウーバーイーツの話は、「労働組合法上の労働者」にあたるかどうかについて。

だから、この問題では、必ず「労働組合法上の」という枕詞が必要なんです。

労働組合法上の労働者」を定義する単語があれば話が早いですが、そういう言葉は存在しないです。

文字数の問題もあるでしょうが、ニュースの見出しには「労組法上の」という言葉は必須だったんじゃないかと思います。