証拠は大事 その12

会社とトラブルが発生して、第三者に入ってもらって解決したいという時に必要なもの。

ここまで、実際に私たちが使ったものや、使えそうなものをいくつか紹介してきました。

証拠の集め方も色々あると思います。


環境だったり、周りの人の状況などによっても集められるものは変わってくるので、最初は無理なく集めていくとよさそうです。

出勤記録やGPSデータなど、資料を準備するのに時間がかかるものもありますので、そういったものは地道に記録をつけていくことも重要です。

なるべくなら、証拠集めは会社にバレないように進めていくのがいいと思います。
会社に目をつけられたら、ずっと見ることができた資料を見ることができなくなる、などの嫌がらせが始まるかもしれません。
なので、こっそり資料を集めて、ここぞという時に、会社に突きつける、という使い方ができたらいいですね。

あとは、できるだけたくさんの資料を集めておくことも大切です。
数が多ければ、資料を整理、管理するのは大変ですが、裁判になった時に、資料の使い方の選択肢が増えます。
単体では証拠として弱くても、他の資料と組み合わせれば、裁判官さんを納得させるだけの証拠として通用する可能性もでてきます。

資料の種類や集め方などがわからなければ、無料で使える、労働局や自治体の労働相談窓口などで、必要な情報をもらって、資料集めをするのがいいかなと思います。

弁護士さんに相談をする時も、「こういう資料があるんですけど・・・」と出すことができれば、話に信憑性が出て、興味を持ってもらえる可能性が高くなります。

労働基準監督署であれ、裁判所であれ、こちらの話を信用してもらうためには、証拠は必須。
資料集めと保管の仕方に気をつけて、集められたらと思います。