2021-01-01から1年間の記事一覧

当事者尋問リハーサル その1

いよいよ尋問のリハーサルです。尋問当日の流れなど、前の打ち合わせの時よりも詳しい説明がありました。 順番と主尋問の所要時間も正式に決まったそうです。 尋問を受けるときの流れについても話がありました。 ・証言台に行く・住所、氏名など身元の確認・…

当事者尋問リハーサル日まで

当事者尋問の日が決まりました。会社に休暇届を出して、裁判所に行く段取りを整えました。 相手方の陳述書が届きました。相変わらず、訳の分からないことを延々と書き連ねていました。間違いは正さないといけないので、それに対する反論を弁護士さんに伝えま…

当事者尋問についての説明 その2

それから、尋問当日の流れについて。 先に私たち原告の尋問をして、そのあとで被告である会社の代表の社長の尋問と進んでいきます。尋問は、自分側の弁護士さんから質問される「主尋問」、相手側の弁護士から質問される「反対尋問」、自分側の弁護士さんから…

当事者尋問についての説明 その1

まずは、尋問をする部屋のレイアウトの説明。 本当にテレビで見る法廷の通りなんですね。 どこの席に誰がついて、証言はここの席で、という感じでざっくり教えていただきました。レイアウトはこんな感じです。「民事事件の登場人物」の「民事訴訟」欄の説明…

打ち合わせの連絡

文書提出命令によって会社側から書類が提出されてしばらくしてから、弁護士さんから連絡がありました。 打ち合わせと現状報告しますとのことで、行ってきました。 まずは、裁判関係の資料を渡されました。まだ私たちの手元に届いていなかった、弁護士さんか…

文書提出命令の申立

会社が「勤怠記録」を出さないと言ったことを受けて、こちらの弁護士さんの対応。裁判所に「文書提出命令の申立」を行います、とのことでした。 「文書提出命令」というのは、指定された文書について、裁判所が提出するように命令を出すことです。 この命令…

この後の流れ(実際にはこうなった)

裁判が始まってから、数か月間は弁護士さんのおっしゃったとおりの流れで裁判が進んでいきましたが、ある時から変わりました。 理由は、会社に対し、提出するように要求していた書類を社長が出さなかったから。 当初から労働者性を証明するために必要だから…

この後の流れ(こうなるはずだった)

提訴前に、弁護士さんから裁判の進み方についての説明がありました。 裁判が始まったら、お互いに準備書面や証拠資料を提出して、自分たちの言い分を主張しつつ、相手側の主張に対して反論し、を繰り返します。 証拠資料については、原告が出す分は「甲第◯号…

答弁書が返ってきました

提訴から1か月ほど過ぎた頃、弁護士さんからメールが届きました。 「相手方より書面の提出がありました」とのことです。 提出されたものは、答弁書。 「原告らの請求を棄却」「結論、争う」 まぁ、予想通りの回答です。 このあと、私たちは労働者だった、未…

提訴しました

打ち合わせから1か月ほどして、弁護士さんからメールが届きました。 「提訴いたしましたので、訴状を送付いたします」 とのことでした。 訴状を読んでみると。。。 訴訟の金額と印紙代の情報、当事者の情報や裁判を起こした理由などが記載されていました。 …

会社から回答が届きました

依頼してから2か月ほどして、弁護士さんから打ち合わせをしますと連絡が来ました。 打ち合わせで聞いた言葉は、 「会社は未払賃金の支払いを拒否したので、提訴します」 予想通りですね。あの社長が金を払うって言うはずありません。 これで、民事裁判で決着…

弁護士費用をどうしよう

弁護士さんに依頼するとなれば、費用はかさみます。着手金だけで6桁は当たり前の世界。 それだけの仕事をしてくださるんだから、支払わなければいけないものだとわかってはいますが、やっぱり先立つものが・・・。 真っ先に調べてみたのが、「法テラス」。正…

弁護士さんに依頼してきました

会社を辞めた後、全員で相談して、弁護士さんに正式に未払賃金請求の依頼をすることにしました。こうなったら、裁判で決着をつけるしかありません。 弁護士事務所にお邪魔して、書類に必要事項を記入して、労基署に提出した資料のコピーと、会社から持ち帰っ…

辞める前にしておかねば

労基署に申告をした頃に、会社に辞めるということは伝えていました。 あとは、辞める前に裁判で必要となりそうなものを持ち帰る必要があります。労働審判するにせよ、民事裁判を起こすにせよ、何が必要になるかわかりませんから。 パソコンのハードディスク…

弁護士さん探し

弁護士さんに依頼をするなら、どんな人がいいでしょうか。 絶対譲れないのが ・労働問題に詳しい人。かつ、労働者の味方になってくれる人。 この条件に当てはまる弁護士さんが見つからなければ、労働審判をあきらめないといけないレベル。 これといったツテ…

労働審判について

これならいいんじゃないかと考えたのが、労働審判。裁判官1名とと労働関係の専門家2名による、労働審判委員会によって行われる手続きです。 メリットは、 ・3回の審理で決着をつけるので、長くても半年くらいで終わる・非公開なので、プライバシーを守ること…

少額訴訟について

裁判所に行くなら、どんな手段があるか。 一番簡単そうなものが「少額訴訟」。請求金額が少ない場合に使うことができる制度です。 メリットは、 ・通常訴訟に比べて、手続きが簡単・1回の審議で判決が出るので、短期間で終わる なのですが。 こちらも早々に…

あっせんについて

労働問題を解決するための「個別労働紛争解決制度」の中に「あっせん」という手段があります。 簡単に言うと「労働問題の専門家が間に入って、話し合いで解決する」手段です。 メリットは、 ・無料・短期間で終わる・非公開なので、プライバシーを守ることが…

次の段階に進むために

労基署での対応が終わってしまったので、このあとの対応方法を考えました。 対応方法は4つ。 ・あっせん・少額訴訟・労働審判・民事訴訟 やはり、民事訴訟は避けたいです。なので、そこにいくまでに決着をつける方法があるなら、それを使おうということで、…

刑事告訴は無理ですか?

できることなら刑事事件に持っていきたい。 労働基準法違反は刑事事件にできると知った日から、心の中でずっと思っていました。労基署の指導で社長の態度が改まるなら、そこまでしなくてもよかったのですが、指導を拒否したとなれば、話は変わります。 そこ…

労働基準監督官からの回答

労基署へ申告後、しばらくしてから、労働基準監督官さんから連絡がありました。提出された資料を見る限り、雇用労働としか考えられないので、社長と話をして指導をする予定とのことでした。 これで、行政から私たちは「雇用労働者」というお墨付きをいただき…

労基署への申告

労基署に申告に行くときにも、色々準備は必要です。 雇用労働者と認めてもらうためには、証拠は少しでも多い方がいい、というアドバイスをいただいたので、手分けして提出用の資料をそろえました。会社のPCに入っている文書やメールなどから、使えそうなもの…

社長からの回答

必要な文書を作成して、内容証明郵便と特定郵便記録を使って、社長に未払賃金の請求をしました。 数日後。 社長から回答がありました。 ・私たちを雇用労働者とは認めない・請求された金額を払う気はない・裁判になったとしても、会社が勝つ(他にも言いたい…

返事はしていないのに

会社に未払賃金を請求するために、色々と動いていたある日、役員から連絡がありました。 「社長から話があったと思いますが、報酬変更の話についてはどう考えてますか」 「今、労基署に申告をするための準備をしているので、それどころではありません」 なん…

未払賃金請求手続き その2

内容証明郵便は一般書留なので、受取側が直接受け取る必要があります。 万が一、社長が不在とか何とか理由をつけて、受け取らなかった場合、未払賃金を請求したと認定してもらえないかも、という不安が出てきたのです。そうなると、労基署に申告する条件であ…

未払賃金請求手続き その1

未払賃金を請求する方法や書類の書き方については、労基署いわく「形式は問わないです」とのことだったので、どのように請求するか調べました。 すると、内容証明郵便を送る方法が一番確実とのことでした。内容証明郵便であれば、文書の控えを郵便局で保管し…

未払賃金請求額の計算

未払賃金を計算するに当たって必要なもの。 ・実際に支払われた報酬額・出勤時刻と退勤時刻・請求する期間の最低賃金額 報酬額は毎月会社から明細をもらっているので、それを見ればわかります。勤務記録は会社にメールで提出したものが手元にあるので、それ…

労基署で相談してみました

労働基準監督署に訴えるという方針が固まったので、どうすればいいのかを聞きに行ってきました。 「もし、ご自身が雇用労働者と思われるのであれば、まず、会社に未払賃金の請求をしてください。 会社が支払いを拒否した後、申告を受け付けます」 ということ…

「雇用労働者」の条件について

労働相談に行って、どんな状況であれば「雇用労働者」と認めてもらえるのか、教えていただきました。 まず、「労働者」の定義から。 「実態として使用者の指揮命令の下で労働し、かつ、「賃金」を支払われている」 とのことです。 この定義に当てはまるかど…

いろいろ話を聞いた結果

スタッフで手分けして、労働相談を受け付けてくれる窓口に行って、話をしてきました。 窓口は労働局や、自治体の労働相談センターを利用しました。 窓口担当の方には当たり外れがあったので、何度か相談に行って、「この人なら」という人が見つかった時点で…