証拠は大事 その4

会社とトラブルが発生して、第三者に入ってもらって解決したいという時に必要なもの。 パソコンデータ関連、さらに続きます。 メールや実際に業務で使っているデータ以外に、「ログ」というものがあります。 ログとは、パソコンを使ってどのような作業をした…

証拠は大事 その3

会社とトラブルが発生して、第三者に入ってもらって解決したいという時に必要なもの。 パソコンデータ関連、続きます。 業務でパソコンを使っているのであれば、いろいろな資料がパソコンのハードディスクドライブ、あるいはクラウドに入っているはずなので…

証拠は大事 その2

会社とトラブルが発生して、第三者に入ってもらって解決したいという時に必要なもの。 次はパソコンデータ関連。 まずは、メールデータですね。 私たちの場合、会社から職場への連絡や、職場から会社への報告、書類提出は、職場にあったWindowsパソコンに入…

証拠は大事 その1

会社とトラブルが発生して、第三者に入ってもらって解決したいという時。 実際に動いてもらうには自分の主張が事実で正当なものであるとわかってもらうことが大事だと思います。 そのために必要なものは、やはり、客観的な証拠。 これがあると、労働基準監督…

弁護士さん探しのポイント おまけ

弁護士ドットコムの、「弁護士100人に調査!失敗しない、信頼できる弁護士の「探し方・選び方」のコツ」という記事から、。自分たちの時はどうだったか、振り返ってみるシリーズ。 前回までで、サイトに記載されていた内容について一通り触れました。 あと一…

弁護士さん探しのポイント その3

弁護士ドットコムの、「弁護士100人に調査!失敗しない、信頼できる弁護士の「探し方・選び方」のコツ」という記事から、。自分たちの時はどうだったか、振り返ってみるシリーズ。次はこちらです。 3.相談する分野別・弁護士選びのポイントについて。 分野は…

弁護士さん探しのポイント その2−2

弁護士ドットコムの、「弁護士100人に調査!失敗しない、信頼できる弁護士の「探し方・選び方」のコツ」という記事から、自分たちの時はどうだったか、振り返ってみるシリーズ。次はこちらです。 2.初回面談で注目すべきポイントは? の続き。 今後の見通し…

弁護士さん探しのポイント その2−1

弁護士ドットコムの、「弁護士100人に調査!失敗しない、信頼できる弁護士の「探し方・選び方」のコツ」という記事から、。自分たちの時はどうだったか、振り返ってみるシリーズ。次はこちらです。 2.初回面談で注目すべきポイントは? 話しやすさ・説明のわ…

弁護士さん探しのポイント その1

弁護士ドットコムに、「弁護士100人に調査!失敗しない、信頼できる弁護士の「探し方・選び方」のコツ」という記事があるのを見つけました。 自分たちの時はどうだったか、振り返ってみることにします。この記事の目次に従って、話を進めていきます。 1.弁護…

弁護士さんの巻

今回の対応を依頼した弁護士さん。 結果から考えると、ここの法律事務所にお願いしてよかったです。 本当に最初から最後まで、丁寧に対応してもらえました。 最初に相談に行った時、こういう対応できるならしておいたほうがいい、というアドバイスや、請求額…

二人目の裁判官さんの巻

裁判官さんが異動となり、代わりに担当となった裁判官さん。 当事者尋問で顔をあわせることになりました。 裁判官席についた裁判官さんは、穏やかな雰囲気の方でした。声や話し方も優しい感じ。 尋問も社長の邪魔が入った部分を除けば、双方の弁護士さんとや…

一人目の裁判官さんの巻

担当の裁判官さん。 提訴後、担当となった方が年度末に異動することになったそうで、途中で代わりました。 なので、関わった裁判官さんは二人。 一人目の裁判官さんはですね。会ったこともなければ話したこともなく、弁護士さんからの連絡で聞いた内容に対す…

労働基準監督官さんの巻

労働基準監督署に会社が労働法に違反していると申告した後は、労働基準監督官さんとのやりとりになりました。 監督官さんは、社長とは対面で話をされたそうですが、私たちとは電話でやりとりするのみでした。 社長に法律違反をしていることを説明して、指導…

労働基準監督署の窓口の巻 その4

さらに違う日に相談に行ったときの話です。 書類を確認した担当の方の一言。 「これ、とてもあくどいですね。刑事事件にできるかもしれません」 刑事事件ですか?すごい話が出てきましたよ。 「ハードルは非常に高いですが、労働法違反で刑事訴訟となった場…

労働基準監督署の窓口の巻 その3

また別の日に、労基署で相談した時のことです。 自分たちのことを労働者と考えるのであれば、まずは未払賃金の請求をする必要があります。その話が出た時。 「本社は○○県にあるのですよね? だったら最低賃金はそこの金額になります」 こんなことを言われま…

労働基準監督署の窓口の巻 その2

日を変えて労基署に相談に行くと、前回とは違う方に当たりました。 前回同様、あれこれと聞いてみるのですが・・・。 「報酬支払については、会社に出している請求書があるのですよね? だったら、これは委託になるので、労基署では扱えないですよ」 という…

労働基準監督署の窓口の巻 その1

労基署に申告する前に、労基署の相談窓口にも行きました。 ここでも色々ありました。 例えば・・・。 状況を説明すると、「法律に違反している可能性が高い」と指摘され、どこが違反になるのかを説明してくださいました。 そして、会社が労働法に違反してい…

労働相談センターの窓口の巻

あちらこちらに相談しに行って、一番頼りにしたのが自治体の労働相談センターでした。 社長を相手にどうやっていけばいいか、ということだけではなく、いろいろな制度についても説明していただきました。 例えば、30分間無料弁護士相談についての話。 一つの…

労働局の窓口の巻 その2

労働相談をしに行って、良い感触が一度得られなかったくらいでめげていては、次に進めません。 ということで、再度労働局へ向かいました。 ただし、今回は「労働局需給調整事業部 労働者派遣事業・職業紹介事業等専門取扱窓口」という部署。(順番が前後して…

労働局の窓口の巻 その1

仕事に関する相談をしたいから、ということで、次に足を向けたのが、労働局。 ところが、全然話が噛み合わなかったです。 「ここは労働者に関する相談場所なので」「雇用労働だとしたら、最低賃金法に違反していますが、業務委託には適用されないです」「店…

最初の相談相手の巻

社長とのトラブルを解決するために、どこに相談すればいいのやら? スタートはそこからでした。 よくわからないまま、話を聞いてくれそうなところを探しました そして、見つけたのが、自治体の労働総合センター。 まずは電話で問い合わせ。 ここで当時の私た…

色んな人と出会った

社長とのトラブルが発生してから裁判が終わるまでの間、色々な人に出会いました。 本当に親身になってくださった方がいれば、紋切り型のフレーズしか言ってくれない人もいました。 ちょっとそのあたりを次回から投稿していこうかなと思います。

連携はしていないようで

会社の労働法違反を訴えるため、労働基準監督署に申告をした頃のことです。 「ハローワークに訴えたら、求人を止めることができるらしい」という話を耳にしました。 調べてみると、ハローワークでも法律に違反している企業に対するペナルティがあるようです…

100%ですか

当事者尋問のリハーサルの時。 裁判所でのやり取りの練習だけではなく、トークタイムもありました。 弁護士さんがおっしゃった中で印象に残った言葉がこちら。 「会社が業務委託を使うのは、100%お金ですから」 はっきり言い切っておられました。 業務委託契…

店舗仕事で全員委託って成立する?

労働者性を認められる条件の一つが、時間拘束。 これを言葉通りに解釈すると、出勤&退勤時刻を指定されるシフト制の店舗勤務は業務委託契約では成立しないんじゃないかと考えるようになりました。 勤務時間を指定されることと、時間拘束を受けないことは明…

不利な話も出てしまう その2

裁判では、自分たちに有利な話を主張し、不利な話は表に出さない、というのが基本路線。 しかし、私たちの場合、自分たちの不利になる話を白状(?)させられることになってしまったことがあります。できれば社長に知られたくなかった。。。 詳細は伏せます…

不利な話も出てしまう その1

裁判を始めると、原告、被告双方からいろんな話が出てきます。 その中で、避けて通れないのが、自分たちにとって不利な話。自分たちが清廉潔白かと言われたら、そうではなく。相手に攻撃される材料はあったのです。。。 こちらが相手の不利な点を指摘して裁…

行政が弱いのは仕方ないのかな

労働相談をしたとき、「業務委託契約といいながら、雇用労働させているので、労働基準監督署に申告できますよ」というお言葉をいただいたので、労基署に行きました。 ここで、労働基準監督官さんから社長にガツンと言ってもらって、未払賃金を払ってもらおう…

心証は大事

裁判を始める前にネットで色々情報を仕入れました。 その中で、印象に残ったものの1つが、「裁判官さんの心証」。 民事裁判で裁判官さんにいい印象を持ってもらうことは重要なことらしいです。 実際に裁判官さんとやり取りするのは弁護士さんなので、基本的…

証拠がないとね

労働問題で困った時、まずは労働局、労基署、自治体の労働相談センターなどに相談に行って、その後、労基署へ行く、弁護士さんに相談する、などの手段を取ることになると思います。 その際、用意するものは「証拠」。第三者に「自分たちの言い分の方が正しい…